2017年6月18日
天目山茶会
平成29年6月17日(土)甲州市大和町にある栖雲寺で茶会がありました。
栖雲寺は臨済宗建長寺派の寺院で、南北朝時代の1348年、業海本浄を開山として創建されました。業海本浄は文保2年(1318年)元に渡って杭州の天目山に登り、中峰明本(普応国師)に参じた6人僧の一人で、印可を授かって嘉暦元年(1326年)に帰国されました。
その後、山水を愛して諸方を行脚され、この山が杭州の天目山によく似た景勝の地であったことから、現在の天目山栖雲寺を創建されました。業海は出世の意を懐かず、俗世間から遠く離れたこの栖雲寺の境内で、樹下や石上で坐禅を組み中峰の教えを伝えました。