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2024年5月27日

「民家の学校」2024!

5月26日、重伝建上条集落もしもしの家にて

2024年5月25日(土)・26日(日)、今年の「民家の学校・塩山講座」も大盛況!全国各地から古民家愛好家の受講生とスタッフが参加されました。

5月25日、今回は笛吹市芦川町の上芦川集落からスタートです。学習日程に入る前にまずは腹ごしらえ。牛蒡カフェで特大握り飯2個+おかず(地菜の油炒め・大フキの煮物・たくあん・小梅・こんにゃく)+牛蒡茶を皆さんといただきました。

上芦川のお姉さま方が牛蒡茶屋へ集まって作っていただいた物だそう

昼食時の上芦川「牛蒡カフェ」の様子

午後からは伝匠舎の古民家情報にも掲載のある「上芦川の家」の見学です。現在、腐食の見られた床は修理中。社長の石川から伝統工法民家の床について「一階床梁は床の重みを柱脚に伝え建物の重心を下げている」などの説明をさせていただきました。

古民家情報物件「上芦川の家」を見学

伝統工法民家の床について説明

移動して、伝匠舎の甲州市にある作業場で、南アルプス市へ移築再生する古民家の小屋仮組を見学。参加者からの質問に答えてくれたのは、伝匠舎の黒沢現場監督と望月棟梁です。

古民家移築再生の小屋仮組を見学

見学会参加者からの質問タイム

続いて、こちらも伝匠舎の古民家情報にも掲載のある、甲州市塩山の「千野の家」(現地再生適する)を見学。所有者のM氏のお話もうかがうことが出来ました。

「千野の家」を見学

所有者の方から説明を受ける

受講生の感想(一部)
・骨組みの木材が迫力があった。
・古民家を解体後に組み直す工程が見られて具体的なイメージが出来た。
・作業場で仮組みを見て、移築の難しさや仕組みが理解出来た。
・古民家には様々な可能性があり、再生方法も其々に合ったやり方があることがわかった。
・梁や柱などの木部材料を生かした移築活用の事例は、実際に検討する場合に有力だと思った。
・石川工務所のような職人集団が各地に必要だと思った。
・解体、保存、組み立ての様子がわかり勉強になった。
・見た目は傷んでいるように見える状態でも再生出来ることに驚いた。
・古民家に移住された方が地域に溶け込むまでのお話が印象的だった。