2004年11月5日
新潟の震災調査に行ってきました
石井恵子代表理事率いるJMRA(NPO日本民家再生リサイクル協会)では、11月14日15日の両日中越入りし、被災地の現状を調査するとともに、各市町村の教育委員会を訪ね、郷土のかけがえのない文化財である古民家を一棟でも多く守り残していただけるように依頼をしてまいりました。
この写真では、テレビや新聞で見るほどでもない印象をうける…
マスメディアの伝える悲惨な状況は全体ではなく町の一部。
伝統的な古民家も傾いていた。
立っている人間が真っ直ぐです。民家は人を押しつぶさなかったが、傾いた。
ご主人は息子さんの理解が得られれば起こして修理再生したいとおっしゃいました。
村はずれにまったく無傷の民家があった。なぜ無傷だったのか?
地盤が良かったのだろうということになりました。
越路町の国の重要文化財の長谷川邸は壁に無数のひび割れが。
しかし軸部構造材はまったく無事でした。
長谷川邸の柱の一部は歩いたように礎石から10cmほどずれていまし た。
古民家は免震構造のように動くことで建築物を守ったのです。