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2006年8月30日

西湖いやしの里根場 オープン

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富士五湖の一つ西湖のほとりに、かつて美しい茅葺民家集落がありました。集落の名前は根場(ねんば)。昭和41年の台風災害で約40戸の民家は土砂に押し流されてしまいました。それから約40年、なつかしい景観を現代によみがえらせようと、富士河口湖町は立ち上がりました。それが「西湖いやしの里 根場」という、茅葺民家のテーマパークです。

現在建設予定の23戸中約半数の11戸が完成し、去る7月15日に仮オープンしました。それにしても11戸の茅葺民家が立ち並ぶ姿は圧巻で、訪れる人々に驚きを与えています。

根場の民家の特徴は「兜造り」といわれる屋根、屋根裏を蚕部屋にするために採光通風が良くなるよう工夫したものです。伝匠舎の茅葺職人加々美氏によれば、兜造りは大きく複雑な姿なので葺くのにたいへん時間がかかるそうで、今回は現場の規模が大きく棟数も多かったため京都、岐阜、長野、宮城などの各県からも腕利きの茅葺職人さん達の協力を得ています。職人さん同士の交流もあり、若い弟子入りしたての見習いさんも加わって、根場は茅葺き文化を伝える貴重な場所となっています。

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オープニングのテープカット(右から2人目はイルカさん、3人めは小佐野町長さん、左端は社長の石川)

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国際自然保護連合(IUCN)親善大使で歌手のイルカさん

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あと12棟、工事は現在も続いています