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2008年3月15日

旧石原家住宅 保存修理工事完了

竣工外観 狭東地域独特の民家の形(切り妻、突き揚げ)

竣工外観 狭東地域独特の民家の形(切り妻、突き揚げ)

笛吹市八代町南796番地にある八代郷土館敷地内にあった旧石原家住宅は、平成18年11月に電気配線が原因とみられる火災にあい茅葺き屋根と小屋の一部が焼けました。この建築は江戸中期の農家の姿を現在に残す民家として貴重であるため笛吹市の有形文化財に指定されています。

「火災から九死に一生」
このほど火災の再発を不安視する地元住民に配慮して、屋根を銅版葺きに改め緊急的に現状維持の保存修理工事が行われました。

工期は平成19年6月から平成20年3月までの約9ヵ月間、焼失前の美しい姿がよみがえりました。

竣工外観 茅葺きを模した銅版葺きの屋根の曲線

竣工外観 茅葺きを模した銅版葺きの屋根の曲線

竣工 板の間の囲炉裏 

竣工 板の間の囲炉裏

竣工内観 火災にあう前の状態になりました

竣工内観 火災にあう前の状態になりました

小屋裏の様子 茅葺きの下地が再現されている

小屋裏の様子 茅葺きの下地が再現されている

火災の夜の消化活動の様子

火災の夜の消化活動の様子

翌朝 古民家は無残な姿になりました

翌朝 古民家は無残な姿になりました