化粧構造材の大筋かい、柿渋ベンガラの色合いが南蛮のようなので風蛮亭の名がついたとか?
施主の小俣さんはアーティストです。写真の作品は小俣さんが第2回「日本民家美術展」に出展されたイラストです。蛮風亭の現代建築にも通じる意匠が実現した背景には、設計者のよき理解者としての小俣さんがいたことは間違いありません。
現場は大月市猿橋町、工期は平成19年10月から平成20年3月までの約半年間、新しい民家再生のあり方を示す作品ではないでしょうか。
半解体中の蛮風亭
完成した蛮風亭
土間より見る一階内観
小屋より見渡す二階内観