2008年4月26日
旧外川家住宅(御師の家)開館記念イベント
御師(おし)とは、各地の大きな神社や霊山にあって民衆が参拝するのを導き助ける人々のことで、神主の資格を有するとともに宿屋も経営していました。
旧外川家住宅は、上吉田に残る富士山信仰の御師の宿坊で、東西に長い敷地に主屋が明和5年(1768)、離れが幕末期に建てられた江戸時代の建物です。
旧外川家住宅は平成16年に富士吉田指定文化財に指定されたのち、整備工事をおこなうとともに詳細な学術調査を行ってきました。その成果が認められ、平成20年1月には山梨県指定有形文化財に指定されました。
その後貴重な文化財を一般に公開することを目指し、富士吉田市歴史民俗博物館の付属施設として整備が進められ、古文書や御師の道具などの資料を展示し、平成20年4月26日開館となりました。