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2008年5月2日

中庭のある家 涼風亭(りょうふうてい)2

べた基礎の底部、基礎立ち上がりの外部に断熱材スタイロホームを打ち込む

べた基礎の底部、基礎立ち上がりの外部に断熱材スタイロホームを打ち込む

この涼風亭、ただの現地再生民家ではありません。高断熱高機密の省エネ住宅です。伝統技能の伝承に重きを置く当社の住宅建築も、近年CO2などの環境問題の取り組みによって、そのほとんどが蔵型の省エネ住宅に変わってきました。

蔵というのは日本の美しい様式建築ですが省エネ住宅を考えるのに実に望ましい適応性を発揮します。日本の蔵は火災から内部を守るため、外は大壁になって柱や桁を厚い土壁で包んでいますが、その代り内部は真壁として木材は室内側に開いて呼吸します。

この構造が日本のトラディショナル伝統的な建築でありながら、現代の要求(環境問題、CO2の削減など)を満たすのに最適な形なのです。

またこの家は、室内の温熱環境を快適にするため、パッシブソーラの理念の下、ダクトファンを使った熱の循環装置システムを計画配置しています。

屋根の内部にやはり外断熱材としての断熱層スタイロホームを敷き込む

屋根の内部にやはり外断熱材としての断熱層スタイロホームを敷き込む

外壁もすべて外断熱材スタイロホームを施工、隙間なく充填する

外壁もすべて外断熱材スタイロホームを施工、隙間なく充填する

屋根、内側にも二重に断熱材グラスウールを施工する。最上部に温まった空気を床下へと吹き下ろし循環させるためのファンとダクトが見える

屋根、内側にも二重に断熱材グラスウールを施工する。最上部に温まった空気を床下へと吹き下ろし循環させるためのファンとダクトが見える

壁も同様、内側に二重に断熱材グラスウールを施工する

壁も同様、内側に二重に断熱材グラスウールを施工する