2010年10月2日
日本ワイン発祥の地「宮光園」主屋が仮公開
勝沼町にある「宮光園」の名は、明治のワイン醸造家「宮崎光太郎」に由来します。現在邸内に残る建造物群(甲州市指定文化財)や宮崎家に伝わった葡萄酒醸造風景の写真などの多くの資料は、日本における明治期のワイン生産を知る上でたいへん貴重な産業遺産です。このうち今回はその主屋が保存修理され、10月2日(土)仮に公開されました。
主屋は宮崎家の住宅であった茅葺き民家に、大正年間二階部分を増設したもので、一階の和風建築と二階の洋風建築がハイカラでエキゾチックな調和と魅力を醸し出しています。二階は4間×11間=44坪の一室で、今後ここに貴重な資料の展示を行い来春3月から一般公開が予定されています。
保存修理工事は弊社と熊谷組とのJVで行われました。着工は平成21年2月〜竣工は平成22年9月で約19カ月の工程でした。