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2010年12月1日

向嶽寺の通用御門と築地塀が完成

施工例,社寺 — タグ:
修復された通用御門(薬医門)と両脇の塀

修復された通用御門(薬医門)と両脇の塀

甲州市にある臨済宗の大本山・向嶽寺の仏殿・開山堂の修復工事の落慶式、並びに落慶法要が平成22年10月30日挙行されました。これに伴い方丈玄関へと通じる通用御門も修復され、方丈前の築地塀が改築されました。

御門は老朽化と変形が進み、両脇の塀との納まりが悪く、修復計画がたいへん難しい建物でありましたが、粘り強く考察を重ねることによって工事を断行、結果たいへん美しい建物になりました。

また高さ2.4m、長さ20mの築地塀は今後計画されている方丈庭園の背景となるだけに、これも計画が難しく、最終的に作庭家の意見を取り入れながらも最後は御門同様、官長様のご決断を仰ぎ実施されました。

改築され新しくなった築地塀 天皇家の勅願禅窟にちなんで五本線が描かれている

改築され新しくなった築地塀 天皇家の勅願禅窟にちなんで五本線が描かれている

実はコンクリート製なのだが、伝統的な土を盛った築地塀の様式に見せて造られている

実はコンクリート製なのだが、伝統的な土を盛った築地塀の様式に見せて造られている