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2011年1月11日

茅葺きの家づくり体験 第2弾「茅葺き体験会」

茅葺き職人の射す針に、小屋裏にいて縄を通す仕事を体験

茅葺き職人の射す針に、小屋裏にいて縄を通す仕事を体験

弊社社長の石川が代表理事を務める「NPO山梨家並保存会」は、平成23年1月10日、笛吹市上芦川の農産物直売所・おごっそう家の「わかひこ亭」で茅葺き体験会を開催しました。
わかひこ亭の茅葺き屋根にはヨーロッパ的な工法が取り入れられました。屋根を葺いたのは、茅葺き屋根の家が数多く残る京都府南丹市美山町に住む西尾晴夫さん(38歳)。

ヨーロッパ式の茅葺きを自分流にアレンジし、工期を縮め、コストダウンして茅葺き屋根を守る新しい手法に挑んでいます。さらに今回は防火対策も施されていました。化粧野地板の上に耐火ボードを重ね、ルーフィングシートを敷いた上に茅を葺いているために、もし火が付いても天井から室内に抜け落ちるのを防ぐという仕組みです。

当日は天候に恵まれ、親子が一緒になって楽しみながらも、たいへん珍しい体験をしていただきました。山梨家並み保存会は、耐火性に優れた茅葺き屋根を安価に提供することで、現代建築における茅葺き屋根の普及を望んでいます。

美山町の西尾さんから、伝統的な茅葺きの基本を学習

美山町の西尾さんから、伝統的な茅葺きの基本を学習

ヨーロッパ式の茅葺きでは長いドライバー電動工具が登場

ヨーロッパ式の茅葺きでは長いドライバー電動工具が登場

左から西尾さん、手伝いの向藤原さんと加々美(伝匠舎)

左から西尾さん、手伝いの向藤原さんと加々美(伝匠舎)

参加者が屋根に上って記念撮影

参加者が屋根に上って記念撮影

昼は「おごっそう家」恒例の炊き出しをいただきました

昼は「おごっそう家」恒例の炊き出しをいただきました

屋根工事が完成した「わかひこ亭」

屋根工事が完成した「わかひこ亭」

こども上棟式の落書きはこの通り、下から見えてしまうのです

こども上棟式の落書きはこの通り、下から見えてしまうのです