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2012年1月27日

小学校でこども上棟式

人育て
「棟おさめの儀」のあと、児童教師ほか関係者全員で記念撮影

「棟おさめの儀」のあと、児童教師ほか関係者全員で記念撮影

弊社社長の石川が代表を務めるNPO山梨家並み保存会は、平成24年1月26日(木)小学校で初めての「こども上棟式」の授業を行いました。場所は甲州市の井尻小学校。参加した5年生の生徒は18人、授業は5、6時限の午後1時45分〜3時30分でした。最初に担任の神宮司先生からお話があったのち、伝匠舎の大工・吉野棟梁に指導をお願いして授業を開始、まず木材の位置を表す番付(ばんづけ)や建て方の順番などの勉強をしたのち、次には実際にこども達が木材を捜し出し、運び、自分達の判断で建てていきました。

作業中の注意事項としては、おとなは周りで見ているだけで決してこどもに手を貸さないこと、棟梁でさえ手伝うのはこども達が困ったときだけです。約1時間でこども用に加工された二階建の木材キットが組みあがり完成、学級委員長の掛け声で実際の工事現場でも行う「棟おさめの儀」を行いました。最後に泉校長先生と石田教頭先生から講評があったのち生徒さん達からお礼の言葉をいただき授業は無事終了となりました。

たいへん緊張感のある良い授業だったと感じました、ありがとうございました。

こども達に番付の説明をする吉野棟梁

こども達に番付の説明をする吉野棟梁

材木に書かれた番付け札を見ながら次に建て込む部材を捜す生徒たち

材木に書かれた番付け札を見ながら次に建て込む部材を捜す生徒たち

まず土台の上に通し柱を立てました

まず土台の上に通し柱を立てました

「長ほぞ差し鼻栓」伝統工法による仕口に鼻栓を打つ

「長ほぞ差し鼻栓」伝統工法による仕口に鼻栓を打つ

7人で力を合わせ二階の桁を柱の上にのせる

7人で力を合わせ二階の桁を柱の上にのせる

カケヤを振り下ろし二階の桁を納める

カケヤを振り下ろし二階の桁を納める

会場の体育館を外から覗き込む低学年のこども達、興味津々です

会場の体育館を外から覗き込む低学年のこども達、興味津々です

授業が終わって、遊びの自由時間が与えられました

授業が終わって、遊びの自由時間が与えられました