2012年4月1日
窪八幡神社で手水舎の修理が完成
大井俣窪八幡神社は山梨市北にある神社で、代々武田家をはじめとする甲斐源氏の崇拝を集めた神社です。多くの優秀な文化財建造物を所有していますが、たとえば日本最古に属するとされる木造鳥居はたいへん美しいもので木造の鳥居を考える上で模範とすべきものと考えられます。手水舎は、鳥居をくぐってすぐのところにある拝礼の前に手を洗い口をすすいで身を清める場所ですが、手を洗うことから「てみずや」または「ちょうずや」と呼ばれています。
修理工事は平成24年2月〜3月、約2カ月間かけて天井から基礎石に及ぶ範囲を行いました。特に柱石から下部の基礎石は不陸が大きく建物を傾けるほどであったため、曳き屋によって手水舎を一時仮の場所に移し、基礎工事を行って石を据え直し建物を元に戻したのち、木工事を行うといった手順で行われました。