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2012年10月1日

気仙沼で震災復興「男山本店」

曳家され本来の位置に戻った男山本店

曳家され本来の位置に戻った男山本店

2011年3月11日の東日本大震災で被災した歴史的建造物群の修復や保存活用に向けた復興プロジェクトの一環として、津波によって移動した店舗を元の位置に戻す曳家作業が行われました。もと3階建てだった男山本店(登録文化財)は、1・2階部分は津波で流され、3階部分のみが残る状況になっていました。
この事業は、大きな被害を受けた貴重な文化遺産を、所有者、専門家、行政、支援団体などが連携を図り修復しようと設立された「気仙沼風待ち復興検討会」が実施しているものです。保存修理工事に際しては、文化財修理の専門業者として弊社の経験が買われご下命を受けることになりました。曳家工事は2011年8月30日(木)〜9月7日(金)に行われました。約8日間の工程でした。

2012年5月27日視察時の男山本店の状況

2012年5月27日視察時の男山本店の状況

1、2階の部分が押しつぶされてご覧のような状況に・・・

1、2階の部分が押しつぶされてご覧のような状況に・・・

元の姿はご覧のように3階建ての立派な建物でした

元の姿はご覧のように3階建ての立派な建物だった

2012年9月15日の河北新報に記事が載りました

2012年9月15日の河北新報に記事が掲載

レールを敷いて移動の準備に取り掛かる

レールを敷いて移動の準備に取り掛かる

廃材は全て整理分類されました、片付いて整然とした室内

廃材は全て整理分類されました、片付いて整然とした室内