2013年7月1日
笛吹市:H邸北西蔵の外壁を修理
平成25年6月29日、山梨県笛吹市にある林邸、北西蔵の外壁修理工事が竣工しました。作業は、ひびが入り崩れてしまった外壁を削ぎ取り、漆喰で仕上げていくというもの。今回、蔵の妻側(つまがわ)*1に出た棟木(むなぎ)*2の小口部分は漆喰で保護。そこに林家の家紋である柏の葉の紋を描き、伝統的な“妻飾り”*3が施されました。
現代では失われつつある蔵という文化を受け継ぎ、蔵のある町の風景を守るという、施主である林様の思いを大切に施工させていただいた工事となりました。工事期間は平成25年4月〜6月、約2か月の工程でした。
*1【褄側/つまがわ】
妻とは、端を意味する。日本建築では建物の長手方向を建物の正面とする場合が多く、建物の短手方向が妻と呼ばれた。
リフォーム用語 Weblio辞書より抜粋
*2【棟木/むなぎ】
棟に渡す横木。屋根の最上部に、桁行(けたゆき)方向に取り付ける横木。むねぎ。
大辞泉より
*3【棟飾り/むねかざり】
切妻(きりづま)または入母屋(いりもや)の、妻の部分の装飾。
大辞泉より