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2013年8月4日

上棟式セット社寺版が完成

作成スタッフで記念撮影。右から弊社大工の志村、松永、井上棟梁、近山、中央はふるさと建築の田揚裕子さん。

作成スタッフで記念撮影。右から弊社大工の志村、松永、井上棟梁、近山、中央はふるさと建築の田揚裕子さん。

平成25年8月3日、日本工学院大学八王子キャンパスのオープンキャンパスにて、当社が制作を担当した上棟式キットを使った体験プログラムが行われました。このセットは以前、制作した“こども上棟式セット”を気に入った工学院大学から「ぜひ社寺版を造って欲しい」との希望があり実現しました。
当社棟梁・大工たちが残業して神金作業場へ残り、7月から約1ヶ月かけて本物と同じ工程を経ながら制作。暑い最中の作業となりましたが、スタッフも楽しみながら取り組んだようです。寺社の建築を学ぶには最適なこのキット、材料・加工料込み100万円(税抜)で販売いたします。ご希望の方はご連絡を。

日本工学院大学八王子キャンパスのオープンキャンパスでキットを組み上げる社寺版発案者の後藤先生

日本工学院大学八王子キャンパスのオープンキャンパスでキットを組み上げる社寺版発案者の後藤先生

井上棟梁が模型の原寸図を描いた

井上棟梁が模型の原寸図を描いた

頭貫(かしらぬき)*1を刻む大工の松永

頭貫(かしらぬき)*1を刻む大工の松永

虹梁(こうりょう)*2と斗組(とぐみ)*3

虹梁(こうりょう)*2と斗組(とぐみ)*3

組み立ての様子

組み立ての様子

完成

完成

*1【頭貫/かしらぬき】
柱の上部のつなぎとした横木。古くは、柱貫という。主として社寺建築に用いる。
日本国語大辞典より

 *2【虹梁/こうりょう】
社寺建築における梁の一種で、虹のようにやや弓なりに曲がっているもの。
大辞泉より

 *3【斗組/とぐみ】
障子・欄間などの骨組みを方形に組むこと。また、その組んだもの。