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2014年9月22日

見事!前田征一郎さんのミニ蔵

玄関先に飾られた蔵と作者の前田征一郎さん 屋根や壁には黒漆喰を使っているそう

玄関先に飾られた蔵と作者の前田征一郎さん。屋根や壁には黒漆喰を使っているそう

当社の地元にある塩山温泉郷。温泉宿、井筒屋別館の御主人萩原守さんは刀剣の鑑定で有名で、たいへん審美眼のある方です。この萩原さんのご推奨で、上於曽1289番地にお住まいの前田征一郎さんのミニチュア蔵を見せていただきに上がりました。

前田さんの家は祖父の代から蔵専門の左官であったそうで、前田さんの父親の作ったミニ蔵も残されています。現在72歳、まだまだお元気にミニ蔵の製作を続けておられます。蔵自体、町で見かける機会も少なくなっていますが、代々受け継がれてきた技の妙味を皆さんにもぜひ味わって頂きたいものです。

扉を開ける…中もまるで本物の蔵の様子

扉を開ける…中もまるで本物の蔵の様子

征一郎さんの父、精(くわし)さん作の蔵

征一郎さんの父、精(くわし)さん作の蔵

扉には蔵の金物と精緻な漆喰絵が描かれている

扉には蔵の金物と精緻な漆喰絵が描かれている

工房で蔵の製作をしている前田征一郎さん  「蔵には個性(くせ)が表れる、誰がやったかわかる」とのこと

工房で蔵の製作をしている前田征一郎さん。蔵には個性(くせ)が表れる、誰がやったかわかるとのこと

前田さんが使っている左官コテの数々

前田さんが使っている左官コテの数々

全部で7体ほどの蔵を確認 ぜひ一同を集めてミニチュア蔵の展示会を!

全部で7体ほどの蔵を確認。ぜひ一同を集めてミニチュア蔵の展示会を!

二枚の蔵前戸の重なりも見事に出来上がっている

二枚の蔵前戸の重なりも見事に出来上がっている

本物の扉は苦心するもので 完成するのに約100人工が掛かるのだそう

本物の扉は苦心するもので、完成するのに約100人工が掛かるのだそう