2015年8月1日
宮光園の第3期工事が完成
甲州市勝沼町下岩崎にある「宮光園」の名は、明治のワイン醸造家「宮崎光太郎」に由来します。現在邸内に残る建造物群(甲州市指定文化財)や宮崎家に伝わった葡萄酒醸造風景の写真などの多くの資料は、日本における明治期のワイン生産を知る上でたいへん貴重な産業遺産です。
このうち今回は第3期工事として離れ座敷・文庫蔵・道具蔵の保存修理工事が行われました。一時は腐敗が進んで修理は不可能という評価もありましたが、関係各位の努力によって掛け替えのない郷土の歴史文化遺産がよみがえりました。
着工は平成25年8月、完成は平成27年7月、約1年と11か月の工程でした。