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2017年8月10日

古材を使った新築住宅「東大和の家」その1

竣工外観、南西隅に門を設ける、やがて生け垣が周囲に廻らされる予定

東京のベットタウン、東大和市の閑静な住宅地にこの住宅は生まれました。ソーラパネルを載せた高断熱機密住宅は、日本の蔵風の外観の白壁が際立って見えます

竣工外観、西面に玄関の張り出しを設ける

玄関戸にはアンティークな蔵戸を使用、気密性を高めるために室内側にサッシを仕込む

建物は木造二階建て瓦葺き屋根、延べ面積は約111㎡(約33.5坪)。着工は平成28年10月、竣工は平成29年7月、約10か月の行程でした。

居間吹き抜け正面に、階段を背にしてストーブを設ける

室内は木材が呼吸する真壁造、十分に太い大黒柱と大梁の他、各所に使われた古建具やアンティークな照明器具などがたいへん印象的に効果的に空間を引き立てています。これは施主様ご夫妻の好みによるところが大きく、実現に向けて弊社をご指名いただいた理由と思われますが、古材は弊社の物のみならず各所でお求めになられ使われました。

居間に使用された古い大黒柱と大梁、5枚の帯戸などの古建具が効果的に配され、重厚な空間を生み出している

5枚の帯戸をすべて壁中に引き込むと、床の間と縁側がある和室と一続きの間となる

和室6帖、気品のある簡素な照明器具、茶事に合わせて炉が切ってあり縁側に水屋が隠されている

風呂場と洗面所