2018年5月15日
西願寺 冠木門の復元工事が完了
山梨県都留市上谷に、浄土真宗大谷派の名刹「水上山 西願寺(すいじょうさん さいがんじ)」はあります。西に向かって建つ御本堂に至る参道には平成27年12月に保存修理工事が完了した鐘楼門がありますが、実はその前には、かつて西願寺の総門として大型の冠木門(かぶきもん)が建っていました。
この度、ご住職ならびに寺院関係者各位のご発願により、冠木門の復元整備が行われることになりました。幸い図面や柱石等の遺構は残されていたため、これを計測して設計図書を作成、高麗門式の冠木門を当時と同じ総ケヤキ造りで復元いたしました。
工事の着工は平成29年2月、竣工は平成30年4月、ケヤキ材の調達などの準備工事を含め、約15か月に及ぶ工程となりました。