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2019年10月21日

甲府市に残る旧家の塀の修理が完了

修理が完成した山梨県指定文化財・石川家住宅の西側塀

石川家住宅は山梨県甲府市城東、旧甲州街道沿いに位置している古民家。石川家は繭糸問屋を営んだ商家だった家柄で、現在の建物は明治時代後期から大正時代に建てられたと推定され、木造平屋建て、塗屋造、寄棟、桟瓦葺、外壁は黒漆喰で仕上げられています。

甲府市内に残る数少ない商家建築の遺構として、昭和54年(1979)に甲府市指定文化財に指定された後、平成28年(2016)に山梨県指定文化財に指定されました。

着工前の様子


道祖神周りのディテール

この度修理されたのは、甲州街道沿いに面する塀の西側部分で、灰漆喰仕上げが美しくよみがえりました。工事着手は2019年4月、竣工は同年10月、当初は約二月半の工程でしたが、主屋の下り棟の修理などが追加され工期が伸びました。