トピックス

2019年11月23日

松智院の鐘の音が再び

竣工 鐘楼堂。南東から

甲州市にある初鹿野山松智院の鐘楼堂が修復されました。令和元年(2019年)11月22日落慶法要が行われ、大和町の集落に再び鐘の音が響き渡りました。

周囲の石垣が緩み鐘楼堂の柱石が沈下、建築全体が歪んでいたところへ、2018年9月の台風で鐘楼堂は大きく傾き倒壊の恐れが発生したため、枕木等を積み上げで屋根を支持しながら修復の方法を検討。工事は慎重に進められました。

2018年9月の台風で傾いた鐘楼堂


倒壊を防ぐため枕木を積み上げて鐘楼堂を保持


頑強に生まれ変わった鐘楼堂。全景正面


令和元年11月22日、小沢住職様により御本堂で落慶の法要が行われた


鐘楼堂前で続いて行われた落慶式の様子


野沢総代長様が釣鐘の撞き初めをされた

周辺の石垣を積みなおし、基壇基礎を補強、柱梁等の構造体を太くして耐風化耐震化が図られました。着工は2018年10月、竣工は2019年11月、約1年の工程でした。