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2020年7月15日

白州台ヶ原宿「台原家住宅」保存修理

木造平屋建て、切妻、金属板葺(元板葺)のたいへん美しい正面外観

台原家は、甲州街道台ヶ原宿の鎮守である荒尾神社・田中神社の社家を勤める家柄です。

現在の主屋は元禄13年(1700年)に建てられた建物で木造平屋建て、切妻、金属板葺(元板葺)の建物。街道正面には表門(切妻、桟瓦葺き、一間一戸)、土塀などがあります。

武家や僧侶などを迎えるために造られた玄関と座敷南面の縁


お勝手には火の神が祭られている


玄関の間と座敷の前の間とを仕切る美しい田舎戸


前の間にある美しい形状の持ち送り


前の間とこたつの間境の欄間彫刻、こたつの間には提灯入れの箱が並ぶ


前の間とこたつの間境の個性的な雲形の欄間彫刻


台原家住宅は、江戸時代中期に建てられた数少ない社家建築の遺構として貴重な存在で、平成10年(1998年)に北社市指定文化財に指定されています。 工事の着工は令和2年5月、完成は同年7月、約2か月の工程でした。