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2020年9月28日

休息山立正寺 庫裏の耐震改修工事完了

休息山立正寺 庫裏 竣工外観

ぶどう、もも、そしてワインは日本一の生産を誇る、「フルーツ王国」甲州市勝沼に休息山立正寺はあります。

「休息」という地名は鎌倉時代、日蓮聖人がこの地に休足した故事に由来します。またこの地において日蓮聖人は「国は正しい教え(法華経)によって、万人が幸せに暮らすことが出来る」という内容の『立正安国論』を論じました、このことが「立正寺」の名の由来となりました。

竣工内観 玄関を入って大広間を見る


大広間に見られる迫力ある大黒柱と梁組の威容


前の間より中座敷、奥座敷を見る


奥座敷の床の間と付け書院


納戸2と畳敷きの中廊下を見る


住職室の床の間と付け書院


大広間の東に位置する台所


地元では『おこやっさん』と呼ばれ、11月23~24日の子安地蔵尊の大祭には安産祈願の底抜け柄杓(そこぬけひしゃく)を求める妊産婦、安産成就の御礼参り、子授け祈願・子孫繁栄・家内安全・五穀豊穣等を願う多くの参詣者で賑わう

現在の庫裏は江戸中期(推定)の建立で、桁行15.5間、梁行6間、庫裏建築としては山梨県内最大級の大きさを誇ります。
工事の着工は2018年10月、完成は2020年7月、準備工事を含め約1年10か月の工程でした。設計管理は(有)アルケドアティス 網野隆明氏でした。