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2023年7月15日

上暮地(かみくれち)の家 古民家再生

竣工 正面。二階の階高(かいだか)が低く抑えられ、窓がリボン状に連なり、東西に伸びやかな建築フォルムをなしている

富士吉田市上暮地にあるW家住宅主屋は、明治初期の建立と推定されますが、大黒柱やそれに架かる何本もの曲がり梁の木柄は太く、大変美しい優良民家です。

竣工 玄関ポーチ。間口2間半のゆとりある縁状の軒下を提供している

竣工 玄関。4.5坪のゆったりした室内空間で、玄関戸をくぐってすぐ右側には、1坪の玄関収納(ウォークインクローゼット)が設けられている

竣工。大黒柱(315×275 cm)は欅(ケヤキ)材で、人工では出せない150年の色つやを放っている

竣工 座敷15帖。木柄の太い曲がり梁が何本も見えて、力強い天井となっている。この奥に前座敷、奥座敷が続く

かつて戦前には、地域の地場産業であった機織りの工場を建設するにあたって(今回撤去処分減築)、主屋を敷地内で曳家して移動したというお話もあり、この時点で主屋にも何らかの改修工事があったように見受けられます。

工事中。床を撤去、柱脚を根継ぎなど修理、鉄筋を配しコンクリートを打設、土間全体に耐圧版を施工、建物を水平・垂直に起こし健全な状態とする

工事中。内装木工事では、曲がりが多く大工職人が壁下地をつくるのに苦労した

工程的には、令和3年11月に設計契約を締結、工事着工は令和4年8月、完成は令和5年(2023年)6月、準備工を含めて約11か月の工程でした。

竣工 台所・食堂(14帖 板の間)

竣工 二階フリースペース(24帖)。同階には同じく24帖の納戸もある