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2021年10月20日

大本山向嶽寺 庫裡屋根他修復 進捗報告

大本山向嶽寺庫裡 現場全景


塩ノ山南麗に所在している大本山向嶽寺は、臨済宗に15ある大本山の一つです。令和3年6月から向嶽寺庫裡の修復工事が順調に進行中。現在、出来高も7割を超えました。

屋根の木工事は概ね完了しており、現在は鬼の木型の作成をしています。9月から銅板葺の屋根工事を開始し、年内にはほぼ作業を終える予定。また、内部の天井裏断熱工事も屋根葺きの進捗を見ながら行い、1月中には断熱材の敷き込みを行います。既存の建物に比して耐久性も高く美しく華やかな仕上がりを目指します。

木工事をほぼ終え、銅板葺の屋根工事が進行中


屋根形状の打ち合わせの様子


鬼の木型を現場にて調整検討


銅板屋根(一文字葺き)の様子


庫裡東側内縁の土台及び柱脚の木部修理工事も並行して行っており、床板の施工を終えて塗装の準備をしています。工期まで残り3ヶ月を切り、来年2月の竣工を目指して、なお一層気持ちを引き締めて安全第一で工事を進めてまいります。

庫裡東側内縁の土台及び柱脚の木部修理の現場


[左]棟梁の望月[右]現場監督の塩野