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2022年1月25日

K邸 蔵を居住空間に再生

蔵を再生したK邸離れ(建物正面)

敷地内にあった蔵を再生して日本の伝統美を活かした離れが出来上がりました。

K邸離れ 裏側から

蔵の再生工事では、日本の伝統的な外観を活かしつつ、中は快適に過ごせるよう補強・改修しています。室内に自然光を取り入れる為、元々の開口を利用するとともに、壁の貫(ぬき)の位置を調査した上で開口の位置を決め、新たに窓を設置しました。屋根は既存の瓦をそのまま使用し、壁は内外とも補修後漆喰塗りで仕上げています。

改修前 蔵2階 倉庫として利用されていた


改修後 1階 多目的に使える空間


既存の古建具を利用した大きな蔵の引戸がアクセントに

1階は用途に合わせて自由に使える広々とした土間仕様です。扉に既存の古建具を使用し、風情を醸し出しています。新設した階段を上った左手にはご主人の小さな書斎があり、さらに進むと寝室という造りです。寝室の窓からは見事な中庭を望むことができ、変わりゆく四季を楽しめます。令和3年5月に着工し、8カ月の工事期間を経て、令和4年1月に完成しました。

新設 階段 十分には奥行きが取れない中で、段の高さを抑えるために廻り階段様の形状となった


2階全体に自然光を取り入れた計画になっている


2階 ご主人の寝室