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2022年1月29日

秩父26番札所 圓融寺 本堂改修

改修工事が完了した円融寺 全景

約1年4カ月に及ぶ万松山円融寺本堂の耐震補強・屋根葺き替え工事が完了し、令和4年1月に新設した山門と共にお引き渡し致しました。秩父34観音霊場の26番札所でもある円融寺。その威風堂々たる姿を札所巡りの間にお楽しみいただければと思います。

竣工外観 本殿(正面)


竣工外観 本殿(背面)

今回の工事は曳揚屋(ひきあげや)により建物を約150cm宙に浮かした状態で行う大掛かりなもの。本殿を浮かせた状態で耐圧盤による基礎工事を行い、柱や腐朽が進行した土台を修理・取換え、建物を基礎の上に水平におろしました。その後、タスキ掛けしたバンドの調整によってヨロビを直し、柱を垂直に立て、貫を修理補足して整え、柱足に根がらみを通し、計画された随所に制震金属を配置。震度6強に耐えうる耐震構造の本堂となりました。三州いぶし瓦を使って屋根を葺き、漆喰塗りで外装および内装を仕上げていきました。工事着工は令和2年9月末、竣工は令和4年1月でした。

大間


本尊仏を祀る内陣


竣工内観 本殿(大縁、大間、右外陣)


大縁


脇間と床の間


脇間(床の間側から)