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2022年2月22日

深雪温泉 温泉櫓と湯樋が完成

施工例

深雪温泉エントランスに新設したモニュメント

関東でも有数の温泉郷である石和(いさわ)温泉に、自噴源泉100%の源泉かけ流しで有名な宿・深雪(みゆき)温泉があります。そのエントランスに、豊富な湧出量を活かした櫓(やぐら)看板が新設されました。

自噴源泉とは動力汲揚げなしで自然湧出する源泉のことで、湧出量は1分間に1,415リットル、ドラム缶にして7本分といいます。深雪温泉では自家源泉を“完熟の湯”と名付け、各浴槽に直接配管し、循環・加熱・加水・塩素滅菌を一切せずに完全放流しています。実際に温泉へ入らせていただきましたが、体の芯まで温まり、湯冷めせず、床に就いた後もポカポカでした。

温泉櫓(やぐら)をモチーフにした看板


櫓の下に湯汲場を設置、源泉は飲むことも


湧きたての源泉が三本の湯樋を伝い流れ落ちる

今回のエントランス工事では、温泉櫓をモチーフにモニュメントを製作。常に湧き出る50度の源泉を櫓から湯樋(ゆとい)に通すことで、約48度まで冷まし、三本目の湯樋では「手湯」を楽しむことができます。櫓の下から直接源泉を汲むことも可能です。

新鮮な“完熟の湯”を五感で体感できる素敵なエントランスになりました。着工は2021年10月、竣工は2022年1月、約3カ月の工程です。

工事が完了した深雪温泉エントランス 全景


夜になり光が灯るとより一層、風情を感じられる