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2022年5月15日

今年も「民家の学校」がやって来た!2022

もしもしの家の前庭で、生徒さんとスタッフで全員集合

今年の「民家の学校・塩山講座」の参加者は総勢32名と大盛況!内訳は全国各地(大阪、茨城、岡山、静岡、岐阜、愛知、石川、山梨)から参加した受講生が20名、講座を運営するスタッフが12名です。

一行はまずJR塩山駅に集合した後、上条集落のもしもしの家に移動、11時から午前中の学習日程に入りました。塩山講座の大きなテーマは「民家の風土と源流をたずねて」ということで、これに添って、もしもしの家の管理者である内田亜由美から、続いて伝匠舎の代表である石川からお話させていただきました。

もしもしの家の管理者、内田亜由美が挨拶

受講生の感想(一部)
・改めて古民家を継承していくべき。
・それぞれの地域にそれぞれの古民家があると知った。
・集落の中にある古民家を見て、そこに暮らす人の話を聞けて有意義だった。
・集落全体や行政を巻き込んで取り組むことが大事だと解った。
・日本にこういう集落がたくさん残ってほしい。
・伝統を大切に暮らしている姿が素敵だった。

観音堂の前に集合、上条集落の中村区長様からお話を聞く

午後からは伝匠舎の作業場を訪ね、現在工事が進行中の埼玉県から鎌倉へ移築するお茶室の加工の様子を見学しました。

昼からは伝匠舎の作業場に移動、鎌倉へ移築する茶室の仮組を見学

作業場では橘田棟梁から伝統木工技能の実際の仕事ぶりについて詳しい解説がありました。

伝匠舎の橘田棟梁から仮組みの話を聞く受講生

受講生の感想(一部)
・大工さんの古いものを残すぞ!という情熱が感じられた。
・小屋組みを間近に見られ、仕事に携わる人の話を直接聞けたのは貴重な体験だった。
・仮組は圧巻。丸太同士を繋ぐのは難しいのだろうなと感じた。
・今回再生の現物や図面が見られたのは良かった。
・部材の名前や組み方など勉強になった。
・技術やノウハウを次代に伝えていく必要性を感じた。
・木材の特性をよく熟知されていることに感心した。
・古材を使う割合が高いものでも想像より新材が使われていた。
・古民家再生、リデザインの現場を見ることができたのは貴重。
・職人さんの凄さを改めて感じた。

二階の突き上げのベランダが気持ちいいのです


午後天気が回復して竹馬で遊ぶ生徒さん