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2022年8月24日

承天寺山門修復工事 完成

修復が完了した山門、南側正面

承天寺は忍野村内野にある臨済宗の古刹です。平成30年(2018年)1月に自家用車が衝突したことにより山門が破損。その修復工事がこのほど完成しました。

修復が完了した山門、南西面、左側奥には平成元年に当社で修理させていただいた鐘楼堂が見える


修理され、あるいは新材に取り換えられた部材


山門は両袖塀付き銅板葺き四脚門で、本体間口3.7m、奥行き3.03m、最高高さ8.2mの雄大なもので、今回は破損部材を修理し、あるいは新材に交換して健全な状態に修復する工事を行いました。

倒壊を防ぐため仮設材で補強された山門


石の礎盤(そばん)から外れて傾いた柱


丸桁(まるげた)・通し肘木(ひじき)より下の部材が解体され、宙に浮いた大屋根


令和3年10月31日、ご住職の船場正譲氏による地鎮式が行われ、工事が着工し、令和4年6月竣工に完成しました。約8か月の工程でした。さらに続いて令和4年8月23日には盛大に落慶祭が執り行われました。

解体され作業場に運ばれた蟇股(かえるまた)や大斗(だいと)などの部材


継ぎ木や接ぎ木され修理される部材


取り換え材(ケヤキ)を加工する様子