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車がぶつかって蔵の窓庇が破損したため、これを修理するに当たり、長く風雨にさらされて剥脱などが起こっていた蔵全体の外観の整備も行いたいとのことで弊社にお声がけいただきました。

交通の要衝にあり、地域のランドマークの一部にもなっている蔵の修景を以前から強く希望していた施主の要請に従って、工事の計画と施工が進められました。

窓庇以外にも、なまこ壁と水切りの腐朽は著しく、これを全面的やり直すことになりました。なまこ壁の名前は、貼り瓦の目地に、かまぼこ型に盛り上げた漆喰の断面が、海鼠（なまこ）に似ているところから名付けられたものです。
工事着手は令和4年11月、完成は令和5年1月、約3か月の工程でした。