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2023年3月29日

春日居町 T家長屋門 修理工事

竣工。間口10間、二階建ての蔵造り、威風堂々とした長屋門

山梨県笛吹市春日居町寺本にある寺本家は、江戸時代に名主を務めた旧家です。屋敷の正面にある長屋門は間口10間、奥行き3間、二階建ての威風堂々とした構えで、その屋根は二層式の置屋根で、一層目の屋根と壁は厚い壁土で塗りくるまれた蔵造りとなっています。

着工前。漆喰面の剥がれ、激しいひび割れ、蔵戸の痛みも大きい

長年風雨にさらされたために、蔵の外壁が大きな損傷を受けていましたが、セメントを極力使用せず、土壁を使って伝統的な工法で修復したいという施主の希望に従って工事は進められました。

工事の様子。漆喰の上塗りを全面撤去、ひび割れを荒壁に補修

腰壁から上の中塗りが完了

漆喰を塗って仕上げる、腰壁の中塗りが完了

外観の修復が完了

工事の着工は令和3年12月、竣工は令和5年3月、約15か月の工程でした。

一階床は地面の土を剥きとった後、配筋してコンクリート打ち

一階は農機具を収納する目的で土間をコンクリートに。室内壁の漆喰は塗り替えた

二階は農作業の場。床は既存の床を残し、その上に新たに下地を作り、無垢板のフローリングを張って仕上げた