2023年7月31日
M家住宅 蔵外壁の修理工事完了
令和4年・秋頃の大風(おおかぜ)で蔵の壁が剥落との連絡に訪ねてみると、所によっては中塗り壁も落ちて、荒壁が見えている状態でした。
修理した外壁は北側と西側の2面です。土壁によらず、ラス網を張ってモルタルで全体の下地を作り、これに漆喰をかけて仕上げる方法で行いました。蔵の金物はサビチェンジャーで錆を反転、蔵特有の丸い妻飾りは奥様の希望で新設されました。また二階窓の土の扉は化粧面を見せ開けたままにして木製の横架材で固定し、腰壁を灰漆喰で仕上げたところ、たいへん美しい蔵の景観がよみがえりました。 工事は令和5年(2023年)1月着工、同年7月完成、約6か月の工程でした。