2024年1月9日
身延山久遠寺祖師堂を修理

久遠寺祖師堂の外縁・高欄 保存修理完了
祖師堂(そしどう)は日蓮聖人の神霊を祀(まつ)る堂閣で、日蓮聖人(しょうにん)の像があり、その左右には直弟子六老僧の像が祀られています。

久遠寺祖師堂の西北隅高欄の保存修理
今回、祖師堂の西北隅の高欄が長年の風雨によって大きく損傷したため、保存修理工事が行われました。

西北隅の高欄は風雨によって損傷が大きく、古材の再利用が難しいという結論を得て、すべてを桧(ひのき)の新材にて、寸法工法は古式に忠実に作り出した

現場での木工事・仮組の様子

仮組を終えた高欄の木材は京都市中京区にある㈱さわの道玄に運ばれ漆弁柄(うるしべんがら)塗りの塗装がされた。2023年11月27日、社長の石川が工場を訪れ、工事の進捗状況などを視察。向かって右側は㈱さわの道玄の長屋代表取締役

持ち込まれた木材に何工程も漆弁柄が塗装される

職人による磨きの作業を見ることができた

漆塗りが完了した木材を現場で組み立て