2024年3月3日
箱根の甘酒茶屋で茅葺屋根完成

完成 正面外観
「天下を旅する剛気の武士(もののふ)、大刀腰に足駄(あしだ)がけ八里の岩根を踏み鳴らす」と歌われた東海道の難所・箱根八里の癒し所として、江戸の昔より甘酒茶屋はありました。
現在の甘酒茶屋も、土間の三和土(たたき)に茅葺屋根と昔ながらのたたずまいで、昔ながらの甘酒をふるまって、たくさんのお客様をお迎えしています。
「箱根の甘酒茶屋」が前回改築されたのが2009年、改築前に茶屋に使われていた古材も使いながら、昔ながらの工法と昔ながらの材料を使って大きいけれど自然に溶け込むような民家を造りました。茅葺屋根も畳200枚にもなろうかという大きさです。

完成 南西面外観

正面から見る茅葺屋根工事の様子

仮設のステージ足場から見た茅葺屋根工事の様子

13代目店主の山本聡さんは、地域の幼児や児童を現場に招いて地域学習会を開催

実際に屋根に上って茅葺屋根の体験会の様子

完成を祝して行われた「餅撒き」。関係者に観光客も参加して昔懐かしい「餅撒き」を楽しむ

作業する棟梁の加々美栄

コテを使って茅葺屋根を均す作業の様子