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2024年3月24日

河内領 一宮賀茂神社拝殿 修理工事完了

参道の鳥居から見る拝殿(竣工)

下山大工のふるさと身延町下山(しもやま)にある賀茂神社(かもじんじゃ)は、富士川ぞいの河内領(かわちりょう)の社頭として、奈良時代後期の天平年間(西暦750年)に京都上賀茂神社より御分霊されたと伝えられています。

竣工外観 南東面

竣工外観 東妻面

拝殿は江戸時代後期の文久3年(1863年)に建立されたもので昭和53年(1978年)に茅葺屋根の上にトタンをかぶせ現在に至りましたが約160年の歳月が経過し、屋根の老朽化が進行し雨漏りも確認されるに至り、この度トタンと茅を撤去し茅型の銅板葺きにて拝殿・幣殿の全面改修が行われました。

竣工拝殿 広い縁廊下

竣工内観

屋根工事は終盤に至り、大工職人による茅葺型屋根下地を作る作業も完了し、最後に屋根職人による銅板葺き工事が行われました。

屋根銅板葺き工事 銅板加工の様子

屋根銅板葺きの様子 向拝蓑甲部分

令和6年3月24日(日)、川窪東海彦改修事業委員長はじめ大勢の関係各位が参集するなかで、神社創建千二百七十五年(天皇陛下即位五年)を記念して竣工奉告祭が完成した拝殿にて行われました。

令和6年3月24日 竣工祭の様子

竣工式で挨拶する 稲葉政信宮司

工事着工は令和5年2月、竣工は令和5年12月、約10か月の工程でした。