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2024年4月1日

日光東照宮 下神庫修保中

日光東照宮 下神庫 現在、仮設覆屋(おおいや)の中で工事中

日光東照宮は、栃木県日光市にある神社。江戸幕府初代将軍・徳川家康公を神格化した東照大権現を主祭神として祀っています。

神厩舎(しんきゅうしゃ)に施された「見ざる言わざる聞かざる」の「三猿」の彫刻は特に有名ですよね。
重要文化財である日光東照宮・下神庫(しもじんこ)の保存修理工事(木部ほか)がこのたび完了しました。神庫とは祭礼に使う祭具を入れる倉のことです。表門を入ると、最初に見えるのが三神庫。門を入った右手に下神庫、正面に中(なか)神庫、左手に上(かみ)神庫が建てられています。通気性を確保するため、校倉造り(あぜくらづくり)になっており、中神庫・下神庫には『百物揃千人武者行列』と呼ばれる東照宮のお祭りで使われる、裝束・道具・祭器具などが収蔵されています。

伝匠舎の加工場の中にビニールハウスを設置

今回工事では漆(うるし)を接着剤として使用した

大工職人が漆で部材の接着を行う様子

加工場での下神庫・古材の修理が完了

組み立て工事が始まる(写真は西側縁)

大工職人による修理工事の様子

木部の修理工事完了(西側縁)

木部の修理工事完了、漆による塗装工事がこれに続く

設計管理は公益財団法人 日光社寺文化財保存会。弊社担当分の(木部修理)工事の着工は令和5年(2023年)12月、竣工は令和6年(2024年)3月、約3か月強の工程でした。完成が楽しみです。

工事に当たった当社の井上棟梁(中央)、大工の水口(右)、石川威重(左)