2024年5月31日
穂見諏訪十五所神社本殿 修保完了

修理工事が完了したご本殿の雄姿
穂見諏訪十五所神社は山梨県北杜市長坂町宮久保にあります。神社の名の由来は、複数の神社や神様を合祀する際に、それぞれの名前をくっつけたために長くなったのだそう。
また、境内の御手洗池の畔には樹齢が700年を超える県の史跡名勝天然記念物の指定されたこともある欅(ケヤキ)の大木があり、縁結びのケヤキ・いぼ取りのケヤキとして崇敬されています。
北杜市の有形文化財に指定されている本殿は、建物の様式や手法、彫刻意匠の特徴などから、江戸中期に再建されたと推定され、長坂町では現存する最古の建造物として貴重なものとされています。

修理工事が完了(正面)

修理工事が完了(背面)

高欄から下の造作材を一時解体保存作業する、伝匠舎の望月棟梁

柱脚の腐朽の様子

引揚げ屋工事の様子、鉄骨を組んでご本殿を揚げる

木材の防蟻防腐塗料を施工

山よりの湿気が多いため土壌の消毒を実施

心材には修理年度の焼き印を施工