2009年3月7日
観音堂:茅葺きワークショップ開催
当社社長の石川が代表理事を勤めるNPO山梨家並保存会は、平成21年3月茅葺きワークショップを実施しました。ワークショップは、山梨県甲州市塩山下小田原の上条集落入口に位置する観音堂修理工事現場にて実施しました。
当日は、県内外から23名の参加をいただき、茅運びや茅葺きの作業を行いました。加々美他茅葺き職人さんたちの指導のもと、約2時間の作業でずいぶん屋根葺き作業が進みました。最初は教わりながら、次第に要領を得たようで、みなさん手馴れた様子で作業をしていました。職人さん自身、「こんなに作業が進むとは思わなかった」とビックリしたようでした。
茅葺屋根作業は、現在では職人さんだけで作業をするのが当たり前になっています。昔は、職人さん数人と、近所から手伝いに来る人数人で作業をするのが一般的だったそうです。そんな風景は、今では世界遺産である白川郷のような特定の屋根葺き作業に見られるのみとなっています。上条集落の年配の方に話しを聞くと、「昔は屋根葺きの手伝いをしたよ」と言っていました。
上条集落でもそんな風にして少しずつ茅葺屋根が復活していけばよいな、と思います。