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2009年5月22日

有隣園資料館:登録文化財認定に向けて修保

居間、12坪(24畳)の板の間、石造りの暖炉の上に若き麗人の肖像画あり

居間、12坪(24畳)の板の間、石造りの暖炉の上に若き麗人の肖像画あり

河口湖畔にある有隣園の資料館(財団法人生涯学習研修財団所有)は、昭和12年松田竹千代(元衆議院議長)によって建築されました。旧帝国ホテルを設計した有名な建築家フランク・ロイド・ライトがデッサンをし、弟子の遠藤新が実施設計をしたと言われる歴史的な建築です。

湖畔に面しながら外観を杉皮で包み、自然の中に同化して美しい湖の景観を損なわない姿は、確かに巨匠の建築思想を強く受け継いでいるに違いありません。工期は平成20年10月から平成21年4月の約半年間、真に価値ある保存修理工事となりました。

南面ファサ-ド、ガラスに冨士山が写っている

南面ファサ-ド、ガラスに冨士山が写っている

道路側のエントランス、左手奥に玄関、屋根は杉板張り

道路側のエントランス、左手奥に玄関、屋根は杉板張り

西面ファサ-ド、壁は杉皮の細竹押さえ

西面ファサ-ド、壁は杉皮の細竹押さえ

一階ダイニング、中央の煙突につながる石の暖炉

一階ダイニング、中央の煙突につながる石の暖炉

二階洋室1 それぞれの部屋が中央の煙突を囲むように作られていて、暖炉がしつらえてある

二階洋室1 それぞれの部屋が中央の煙突を囲むように作られていて、暖炉がしつらえてある

キッチン

キッチン