2009年5月22日
有隣園資料館:登録文化財認定に向けて修保
河口湖畔にある有隣園の資料館(財団法人生涯学習研修財団所有)は、昭和12年松田竹千代(元衆議院議長)によって建築されました。旧帝国ホテルを設計した有名な建築家フランク・ロイド・ライトがデッサンをし、弟子の遠藤新が実施設計をしたと言われる歴史的な建築です。
湖畔に面しながら外観を杉皮で包み、自然の中に同化して美しい湖の景観を損なわない姿は、確かに巨匠の建築思想を強く受け継いでいるに違いありません。工期は平成20年10月から平成21年4月の約半年間、真に価値ある保存修理工事となりました。