トピックス

2017年12月20日

甲州民家移築再生[13] 構造見学会

11月12日に上棟式を終えた主屋、その後順調に工事は進む

2017年12月10日「甲州民家構造見学会、特異な形態と構造が魅力的な甲州民家、移築再生工事からその謎を追う」と題して、柴原家住宅移築再生現場で構造見学会が開かれました。主催は施主の柴原みどり様、O設計室と伝匠舎がこれに協力させていただきました。

力強いの大黒柱と大梁の架構(9月29日の建て方時)

伝統工法による骨太の架構が見事な一階内部の様子

同じく小屋裏の様子

太い大黒柱と小黒柱や妻壁のウダツ柱が二階小屋まで長く伸びる甲州民家は、大切妻茅葺屋根の中央に突き上げ屋根を持つ全国他に類のない形状をしています。まるで裃(カミシモ)を着た福助にも似た姿から、「福助造り」などと称されることもある甲州民家ですが、その内部空間は大黒柱と大梁の架構が圧倒的で力強く見事です。

自作の模型を見ながら構造体の解説をするO設計の大沢匠さん

こんなに大勢の皆様に参加いただいた

伝統工法の将来を担う可愛い参加者の姿も