2018年5月1日
JC甲州伝統塾を応援(その2)
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今回イベントのチラシ、少し欲張った盛りだくさんの内容
「今伝えたい匠の技」というテーマで、甲州青年会議所(甲州JC)の甲州伝統塾が4月29日(日)伝匠舎の藤木作業場で開催されました。日本の伝統工法の伝承を目指す当社はこの趣旨に賛同し、全面的に協力することとなりました。
たくさんの体験コーナーが用意されました。例えばいろんな種類の木材の展示と性質の解説、様々な大工さんの道具の展示とそれらを使った台カンナ掛け・槍カンナ掛け、さらにはマイ箸作り、継ぎ手や木組みを解(ほど)いて組み上げるパズル、さらに左官技術としては竹小舞を実際編んでの荒壁塗りなどなど、今では目にすることも少ない古(いにしえ)の技能を含めて、多くの方に楽しんでいただきました。
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いろんな種類の木材を展示する様子
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大工さんの道具、のこぎり、手斧(チョーナ)
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パズルに使用した伝統的な継ぎ手や木組み
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槍カンナで板を削る体験をするお父さん
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例えば法隆寺の金堂などはこの様にして平に削られた
それぞれのコーナーでは、担当の大工さんや左官さんの指導を受けながら、実際に道具や素材に手で触れて、使っていただきました。こんな体験から伝統工法が親しみやすいものに感じられると良いですね。
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真竹を割って壁下地で使う竹小舞を作る作業
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わらを刻んで入れて荒壁土を練る様子
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左官さんが手を取り壁塗りを教える
今、日本の伝統的な技能(普請文化)が見直され、特異な技能としてユネスコの世界遺産に登録されようとしています。化粧構造材による力強く美しい家づくりが再び評価され、多くの人に誇りをもって愛される日が訪れることを当社としても願ってやみません。