2007年11月15日
茅葺屋根の小修理
山梨に茅葺職人の後継者が誕生しました。加々美栄37歳。今、精力的に仕事をしています。差し茅による茅葺屋根のメンテナンスもご覧のとおり。
2007年10月重要文化財安藤家住宅主屋ほか4棟建造物保存修理工事が完成しました。2006年12月工事を始めてから11ヶ月の工程でした。山梨県の学術文化財課、同じく営繕課、他たいへん多くの関係者にお世話になりました。
重文・安藤家住宅の現場スナップです。棟の「巻き藁」を製作中です。
写真中央は弊社の茅葺職人棟梁の加々美栄。楽しそうに仕事をしている向かって左側が米山さん、右側は佐藤さん。ともに県外から手伝いに来てくれた仲間です。
ここは笛吹市一宮町、国分寺修復の現場です。
玄関の土台を基礎の石形にあわせ、土台の裏をノミで石型にくりぬく加工をしているのは弊社の大工の岩間一治。土台の材種は栗(くり)。見事にピタッと納まりました。
2007年3月30日、富士吉田市の指定文化財(2008年1月に県文化財に昇格)「外川家住宅」の保存修理工事が完成しました。外川家は、大江戸から「富士講」という富士山信仰の旅人を受け入れていた御師(おし)の家です。 (続きを読む…)
山梨市万力にあった代永家住宅は、文化財関係者により江戸中期にまでさかのぼることのできる、甲州民家のたいへん古い遺構である事が判っていました。
(続きを読む…)
市川三郷町にある町指定文化財の表門(うわど)神社は当家にもたいへん因縁の深い神社です。現在の本殿と神楽殿が建立されたのが1695年(元禄8年)。そのときの棟梁が当家の先祖で身延町下山住の石川久左衛門家久と石川○右衛門重良でした。
(続きを読む…)
4月20日、富士急ハイランドの北側、国道137号線に面する丸尾地蔵堂の竣工落慶式がおこなわれました。この建物は丸尾地蔵として有名な地蔵尊を安置していますが、約200年前の建物で富士河口湖町の指定文化財に指定されています。
(続きを読む…)