2021年8月19日
SDGs 愛(I)邸の素晴らしい古材の木組み
2021年8月18日(大安)ある住宅の上棟式が行われました。この平屋建ての住宅、高断熱・高気密・高耐震など多くの点で当社が施工する最高品質の長寿命建築ですが、あえて特に言及すべきはその内観です。
2021年8月18日(大安)ある住宅の上棟式が行われました。この平屋建ての住宅、高断熱・高気密・高耐震など多くの点で当社が施工する最高品質の長寿命建築ですが、あえて特に言及すべきはその内観です。
令和3年7月18日から20日の3日間、赤芝集落の調査を実施しました。今回調査を務めた工学院大学総合研究所および同大学建築学部調査員は、冨永研究室修士課程の学生とNPO法人山梨家並保存会(弊社社員も数名)です。
東京都多摩地域の中で唯一の「村」である檜原村。その中の人里地区旧街道沿いに建つ登録有形文化財(建造物)旧高橋家住宅の保存改修工事が行われています。
山梨でフリーカメラマンとして活躍されている浅川毅(つよし)さん。令和3(2021)年6月24日(木)~30日(水)までの6日間、山梨県立美術館ギャラリーにおいて「引き継ぐ伝統、故郷の達人」をテーマに、浅川毅・第二回写真展を開催しました。
ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智博士。博士が生まれ育った生家と土蔵の再生改修工事をさせていただいたご縁で、今回お会いする機会を設けていただきました。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士。生まれ育った生家と土蔵は、令和元年11月15日に国の登録有形文化財に指定されました。その再生改修工事は、韮崎市の公共工事としてプロポーザル方式で公募され、令和2年4月大変名誉なことに弊社が受注、その重責を担う事となりました。
海の物でも山の物でもない、北国の物でも南国の物でもない、地域も判らないし国籍は不明。そうした美しいインターナショナル建築が、100年ものあいだ造られてきました。その神髄は、鉄とコンクリートとガラスによる新技術。確かに素晴らしい!私自身も憧れていました。
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私は木材で日本の蔵型建築を造っている一人の田舎者ですが、半世紀前からインターナショナル建築に強く憧れながら、同時に違和感も抱いてきました。なぜなら、それらの優秀作には、地域の歴史や文化といった不可解で俗的な側面が完全に排除・浄化されていたからです。
インターナショナル至上主義の流れの中で、果たして日本はどうなったかといえば…残念なことに、美しい日本の風土が育んだ100年前の麗しい家並の多くは失われてしまいました。日本建築の如何にあるべき?は棚上げされ、国籍が無い、自由で分別の無い、短命で社会資本になり得ない、一般消費財としての使い捨ての建築群が、林立する電柱や電線の無残な広がりとともに地上を埋め尽くしていったのです。
今、人類は時代を無理にでも変えようとしています。なぜなら2030年までに変われなければ、今後持続可能な経済活動や普段の日常生活ができなくなると科学者が予言しているからです。しかし、戦後75年をかけて巨大な消費社会を築きあげてきた日本が、そんな簡単に方向転換できるでしょうか?もしできなければ人類は破滅の道を歩む?「種は滅ぶ」のことわざのごとく…
2021.5.1 石川重人