2011年6月22日
外川家住宅が国の重文に!
弊社が保存修理工事を拝命した富士吉田市の外川家住宅(市指定文化財・2007年竣工)が6月20日、国の重要文化財に認定されました。外川家住宅は江戸時代に隆盛を極めた富士山信仰(登山)の世話をした御師の家です。約250年前(1768年)に建てられ、富士山を参詣する人々が宿泊した御師住宅のもっとも古い遺構の一つとして、その価値が認められました。
弊社が保存修理工事を拝命した富士吉田市の外川家住宅(市指定文化財・2007年竣工)が6月20日、国の重要文化財に認定されました。外川家住宅は江戸時代に隆盛を極めた富士山信仰(登山)の世話をした御師の家です。約250年前(1768年)に建てられ、富士山を参詣する人々が宿泊した御師住宅のもっとも古い遺構の一つとして、その価値が認められました。
竜王新町の窪田家住宅、ここから甲州街道は北に折れ韮崎に向かいます。代々残る古文書から、街道沿いにあった窪田家は、病気の旅人や生き倒れの世話もしなければならず大変だったとあります。そんな歴史を見てきたであろう長屋門?の門扉が道路の拡張により同敷地内に移設再生されることになり、この度工事が完了しました。工事着工は平成23年2月、竣工は5月、約3カ月の工程でした。
伝匠舎では社寺建築の大断面・長尺材の加工を行うために、作業場を拡張・移転いたしました。移転先は山梨県甲州市神金地区で、青梅街道沿いの標高が700mほどのところです。
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平成22年11月29、30日と諏訪大社で日伝建の研修見学会が開かれ、伝匠舎代表の石川と大工の井上修が参加してまいりました。有名でありながら、なかなか全容を見ることができない諏訪大社の上社本宮と前宮、下社春宮と秋宮をくまなく見学するとともに、諏訪大社の建築に最も詳しい五味先生から興味深いお話をお聞きしました。 (続きを読む…)
11月6日、筑波市神郡(かんごおり)の里山研究所を訪ねました。当日は筑波祭りの最終日1日前、安藤先生自らご案内をいただき、祭りの出店で昼食まで御馳走になり大変恐縮いたしました。筑波大学の学生さん達が地元の子供等と山際のスギ林に竹のオブジェを作っていました。これが太陽が赤く染まる黄昏時になって、過去の懐かしい思い出のような、あやしい時間と空間を生み出したのであります。
11月6日、筑波市神郡(かんごおり)の里山研究所を訪ねました。里山研究所とは民家建築の大家・安藤邦廣先生(筑波大学教授)が主宰する建築設計事務所です。事務所は意外にやや傾きかけた二階建の手狭な蔵ではありましたが、そこで働くスタッフは優秀でかつ美しいと評判です。当日は安藤先生自らご案内をいただきました。たいへん恐縮をいたしましたが、筑波の素晴らしい建築の場をいくつも見せていただきました。
やまなし有機農業連絡協議会は、10月23日笛吹川フルーツ公園でオーガニックフェスタ2010を開催しました。山梨の約15団体が参加し、有機農法の紹介や、やまなしのおいしい食の販売を行いました。心配した天気にも恵まれ、けんちん汁やカレーの売れ行きも上々でした。
平成22年10月23日、松前邸で恒例の茶会が行われました。今年は昨年他界された内田邦男先生を偲ぶ、特別の茶会となりました。今回は内田先生の奥様が社中の皆様のお手前の指導をしておられました。
弊社がたいへんお世話になった棟梁・田中文男先生が8月9日亡くなられました。享年78歳でした。大勢の方の要望で10月11日に「田中文男さんを偲ぶ会」が行われました。弊社は平成5年ころから長きにわたり向嶽寺様の方丈、書院、玄関、禅堂などの建設でたいへん先生にお世話になってまいりました。改めて感謝申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。ありがとうございました。