2008年6月1日
石川家住宅 銅版屋根完成
空襲で焼失する前の甲府は大変美しい城下町だったのです。往時の様子を伝える数少ない建築物が石川家住宅。甲府市の指定文化財に指定されています。このたび本屋の銅版屋根が葺き替えられました、工期は平成20年2月から3月の約2ヵ月間、往時の美しい姿がよみがえりました。
空襲で焼失する前の甲府は大変美しい城下町だったのです。往時の様子を伝える数少ない建築物が石川家住宅。甲府市の指定文化財に指定されています。このたび本屋の銅版屋根が葺き替えられました、工期は平成20年2月から3月の約2ヵ月間、往時の美しい姿がよみがえりました。
御師(おし)とは、各地の大きな神社や霊山にあって民衆が参拝するのを導き助ける人々のことで、神主の資格を有するとともに宿屋も経営していました。
旧外川家住宅は、上吉田に残る富士山信仰の御師の宿坊で、東西に長い敷地に主屋が明和5年(1768)、離れが幕末期に建てられた江戸時代の建物です。
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山梨県の名勝庭園のある甲州市勝沼町の三光寺、御本堂の東隣にその太子堂はあります。平成12年に保存修理工事が行われた太子堂は桃山時代の様式を残す貴重な建築で、甲州市の指定文化財になっています。本年4月5日(土)毎年恒例の太子講祭りが行われました。弊社も毎年お参りしています。
武田家終焉の寺「景徳院」(甲州市大和町)には勝頼公の墓があります。その前に立つのが勝頼公を祀る「甲将殿」、昨年この建物の東北の隅が台風で破損してしまいました。突然の事態に困り果てたお寺さんでしたが、4月の勝頼公祭りに間に合わせるべく檀信徒さんが力を合わせて復旧することになりました。
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笛吹市八代町南796番地にある八代郷土館敷地内にあった旧石原家住宅は、平成18年11月に電気配線が原因とみられる火災にあい茅葺き屋根と小屋の一部が焼けました。この建築は江戸中期の農家の姿を現在に残す民家として貴重であるため笛吹市の有形文化財に指定されています。
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庫裏本来の姿に戻すことを基本として、小屋裏にまで達する美しい化粧構造材(太い柱や梁)を表わしで見せること、さらに高い天井によって不利になる温熱環境を快適にするために、床に床暖房を設備、また冬期には小屋裏まで上昇する温まった空気を送風ダクトを使って床レベルに吹き下ろす装置を設置して快適事務空間を実現しています。
平成20年2月4日(月)から2月9日(土)の6日間、東京都の上中里研修センターで文化財木工技能者の上級コース研修が行なわれ、弊社の有泉和人棟梁が参加しました。研修は計51時間にも及び、述べ10人の文化財修復のスペシャリストが講師になって、大変充実した講習会となりました。
笛吹市春日居町桑戸の不動堂(桑戸東区コミュニティーセンター)の建築工事が完成しました。工期は平成19年8月から20年1月までの約5ヶ月間。笛吹市ならびに教育委員会の皆様、また桑戸区の皆様には多くのご指導ご鞭撻ご支援を賜わりました、ありがとうございました。
難しい組み物や装飾が無いのに、この鐘楼堂なんとも自然です。場所は山梨県笛吹市境川町大黒坂の聖応禅寺。畑や石垣が美しい山寺にそのお堂はなんとも似つかわしく建っているのです。以前茅葺屋根が葺かれてから約23年、さすがに傷んだ屋根を見かねて御山住職は葺き替えを決断、昨年12月に約1月間をかけて工事が行なわれました。