2008年10月26日
永昌院諸堂の修復保全工事が完成
平成20年10月26日、山梨県山梨市にある名刹・永昌院で晋山式(しんざんしき)が行われ、堀内正樹和尚が正式な御住職となられました。この慶事に合わせて行われた永昌院諸堂の修理保全工事が無事に完成、立派な本番式典が行われました。
平成20年10月26日、山梨県山梨市にある名刹・永昌院で晋山式(しんざんしき)が行われ、堀内正樹和尚が正式な御住職となられました。この慶事に合わせて行われた永昌院諸堂の修理保全工事が無事に完成、立派な本番式典が行われました。
昌福寺は山梨県増穂町にある「虫加持(むしかじ)」で有名な日蓮宗の寺院です。虫加持とは300年の伝統を伝える虫切加持祈願のことで、疳(かん)の虫を切る秘伝の法によって、お子様の健やかな成長を願って春と秋の彼岸のころに行われる祈祷のことのようです。この度庫裏に続いて書院の耐震補強工事が行われ、平成20年8月完成いたしました。設計管理は(有)アルケドアティス、限界耐力による構造設計は増田建築構造事務所でした。
根場(ねんば)集落で水害に流されずに残った伝統民家が、資料館(登録有形建造物文化財)として修復整備されました。工事着工は平成20年1月、完成は6月、約6か月の工期でした。基本計画は筑波大学の安藤邦廣先生、実施設計は富士河口湖町の小林建築設計事務所でした。
空襲で焼失する前の甲府は大変美しい城下町だったのです。往時の様子を伝える数少ない建築物が石川家住宅。甲府市の指定文化財に指定されています。このたび本屋の銅版屋根が葺き替えられました、工期は平成20年2月から3月の約2ヵ月間、往時の美しい姿がよみがえりました。
御師(おし)とは、各地の大きな神社や霊山にあって民衆が参拝するのを導き助ける人々のことで、神主の資格を有するとともに宿屋も経営していました。
旧外川家住宅は、上吉田に残る富士山信仰の御師の宿坊で、東西に長い敷地に主屋が明和5年(1768)、離れが幕末期に建てられた江戸時代の建物です。
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山梨県の名勝庭園のある甲州市勝沼町の三光寺、御本堂の東隣にその太子堂はあります。平成12年に保存修理工事が行われた太子堂は桃山時代の様式を残す貴重な建築で、甲州市の指定文化財になっています。本年4月5日(土)毎年恒例の太子講祭りが行われました。弊社も毎年お参りしています。
武田家終焉の寺「景徳院」(甲州市大和町)には勝頼公の墓があります。その前に立つのが勝頼公を祀る「甲将殿」、昨年この建物の東北の隅が台風で破損してしまいました。突然の事態に困り果てたお寺さんでしたが、4月の勝頼公祭りに間に合わせるべく檀信徒さんが力を合わせて復旧することになりました。
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