トピックス

2011年11月3日

甲府の商家で震災修理が完了

修理された座敷蔵の黒漆喰壁の磨き仕上げ

修理された座敷蔵の黒漆喰壁の磨き仕上げ

甲府市城東に残る古い商家の建物、甲府の空襲で焼け残った数少ない貴重な建物で甲府市の文化財に指定されています。この石川家の商家住宅、今回の震災で蔵の壁などにひびが入ったため修理工事が行われました。着工は平成23年7月〜竣工は10月、約3カ月の工期で左官工事を中心に震災によって生じた様々な個所の修理工事が行われました。

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2011年10月2日

精進諏訪神社の屋根修理工事が完成

竣工社殿正面

竣工社殿正面

精進諏訪神社は樹齢1300年の大杉で有名ですが、このたび社殿の屋根の修理工事が行われました。この社殿は明治39年に建築されたもので、富士河口湖町の指定文化財になっているご本殿を覆う覆屋として本殿を保護するとともに拝殿の役目も果たしています。その屋根は茅葺きで長年の風雨にさらされて腐朽が進んでいたために今回修理されることとなりました。着工は6月、竣工は9月、約3カ月の工程でした。

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2011年9月30日

佐久神社:耐震工事完了-制震のすすめ

佐久神社 拝殿

佐久神社 拝殿

東日本大震災では、山梨県も震度5強を観測しました。大きな被害はありませんでしたが、屋根瓦がずれたり、壁が落ちる損害が出たようです。震災後、伝匠舎はいくつかの社寺から地震対策の相談を受けました。お勧めしているのが「制震」という考えに基づく補強です。揺れに耐える「耐震」とは違い、揺れを受け流すという考えに基づいています。 (続きを読む…)

2011年9月14日

遠妙寺本堂耐震工事ー制震のすすめ

遠妙寺様のご本堂

遠妙寺様のご本堂

東日本大震災では山梨県も震度5強を観測しました。大きな被害はありませんでしたが、屋根瓦がずれたり、壁が落ちる損害が出たようです。震災後、伝匠舎はいくつかの社寺から地震対策の相談を受けました。お勧めしているのが「制震」という考えに基づく補強です。揺れに耐える「耐震」とは違い、揺れを受け流すという考えに基づいています。 (続きを読む…)

2011年9月2日

名勝「猿橋」の修理工事完了

桂川に架かる名勝「猿橋」の絶景

桂川に架かる名勝「猿橋」の絶景

山口県岩国市にある「錦帯橋」、徳島県三好市にある「かずら橋」とともに日本三奇橋の一つに数えられる山梨県大月市にある「猿橋」の修理工事が完了しました。深さ30mの谷底からは橋脚が立たないため橋脚を使わず、刎木(はねぎ)で支持する肘木桁(ひじきけた)式の橋は周りから眺めるにはたいへん美しくまさに絶景、昔の職人は良く造ったものだと感心させられます。
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2011年8月31日

恵林寺東堂の東門が完成

東門正面景観

東門正面景観

車を東堂の玄関に横付けするために大きく開閉ができる門扉の依頼を受け、長い時間をかけて伝匠舎が考案しこのほど完成しました。材種は腐朽しにくいヒバ材を使用し高耐侯含浸型保護塗料を塗布、柱石は御影、スライドするレールと扉骨組みは鉄製です。

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2011年7月8日

秩父26番札所:円融寺本堂を改修

竣工全景

竣工全景

秩父市下影森にある万松山円融寺様は臨済宗(禅宗)の古刹です。同寺の奥の院にある岩井堂は見上げるような断崖に建つ舞台造りの観音堂で、秩父札所巡りの名所にもなっています。この度ご縁あって御本堂の改修工事を一期工事に続いて仰せつかりこのほど完成しました。
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2011年7月1日

御鎮座千三百年記念:大嶽山社殿改修が完成

多くの信者さんを集めて落慶式が行われました(随神門にて)

多くの信者さんを集めて落慶式が行われました(随神門にて)

大嶽山那賀都神社(だいたけさんながとじんじゃ)は山梨県山梨市三富上釜口にある谷深き大社です。平成21年4月19日の起工式から丸2年を経た平成23年6月26日、多くの信者さんが集まるなか日原盛幸宮司様の先導で落慶式が挙行されました。
※大嶽山には江戸から明治にかけて活躍した彫刻師・福田俊秀の手による彫刻が、本殿、随神門、神楽殿に残されています。圧巻!一見の価値あり。

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2011年4月28日

舞鶴城:鉄門(くろがねもん)の小屋梁

鉄門(くろがねもん)完成予想図

鉄門(くろがねもん)完成予想図

平成22年から平成23年度の完成を目指して工事を進めている鉄門の小屋梁の仮組が完成し、4月28日文化財建造物保存技術協会や山梨県営繕課などによる中間検査が行われました。鉄門の復元に使用されている木材はケヤキ、マツ、ヒノキなどですが、いずれも太く、長く、重いため加工は伝匠舎の神金作業場で行われています。
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2011年4月18日

南照院の山門建立

山門の竣工外観

山門の竣工外観

笛吹市御坂町にある南照院は、姥塚(うばづか)とよばれる古代の墳墓があることで有名ですが、このたび金子一輝様の特殊寄付により山門が建立(こんりゅう)され、竣工式が行われました。建物は薬医門で総ヒノキ造り、平成21年7月に着工、平成23年3月に完成、工期を十分いただき良い仕事ができました。現場担当監督は坂本達二、大工棟梁は井上修でした。

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