2011年12月13日
慈眼寺(じげんじ)の御本堂で上棟式
「千歳(せんざい)の棟(とう)、万歳(まんざい)の棟、永永(えいえい)の棟」棟梁の掛け声で棟に上った二人の大工がカケヤを棟に振り下ろし棟木を納める儀式「棟納めの儀」が行われました。平成23年12月12日大安吉日、重要文化財慈眼寺の本堂で上棟式が行われました。平成23年8月に始まった工事もここでやっと半ばになりました。
「千歳(せんざい)の棟(とう)、万歳(まんざい)の棟、永永(えいえい)の棟」棟梁の掛け声で棟に上った二人の大工がカケヤを棟に振り下ろし棟木を納める儀式「棟納めの儀」が行われました。平成23年12月12日大安吉日、重要文化財慈眼寺の本堂で上棟式が行われました。平成23年8月に始まった工事もここでやっと半ばになりました。
有名な昌福寺の虫切加持の由来を聞くと「寺の十二代一道日法上人は京都において霊元天皇が重い病にかかり悩まされていたとき召し出され加持を行った、すると十七日ののちに全快したと云う。この日法上人の虫切加持・御符の秘法は昌福寺に伝えられ今日まで参拝者は絶えず春秋の彼岸には虫切加持の願人でにぎわう」というものですが、この虫切加持堂、長年の風雨にさらされて各所傷んでおりましたところ、この度修理工事が行われました。
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平成23年11月27日(日)山梨市下神内川にある八幡大神社本殿改修工事の竣工祭が関係各位が大勢集まる中、にぎにぎしく挙行されました。工事内容は基礎工事や桁下までの木工事(玉垣修理含む)が中心で、屋根は塗装工事のみを行いました。工事の着手は平成23年8月、竣工は同年11月、約3カ月強の工程でした。
甲府市城東に残る古い商家の建物、甲府の空襲で焼け残った数少ない貴重な建物で甲府市の文化財に指定されています。この石川家の商家住宅、今回の震災で蔵の壁などにひびが入ったため修理工事が行われました。着工は平成23年7月〜竣工は10月、約3カ月の工期で左官工事を中心に震災によって生じた様々な個所の修理工事が行われました。
精進諏訪神社は樹齢1300年の大杉で有名ですが、このたび社殿の屋根の修理工事が行われました。この社殿は明治39年に建築されたもので、富士河口湖町の指定文化財になっているご本殿を覆う覆屋として本殿を保護するとともに拝殿の役目も果たしています。その屋根は茅葺きで長年の風雨にさらされて腐朽が進んでいたために今回修理されることとなりました。着工は6月、竣工は9月、約3カ月の工程でした。
東日本大震災では、山梨県も震度5強を観測しました。大きな被害はありませんでしたが、屋根瓦がずれたり、壁が落ちる損害が出たようです。震災後、伝匠舎はいくつかの社寺から地震対策の相談を受けました。お勧めしているのが「制震」という考えに基づく補強です。揺れに耐える「耐震」とは違い、揺れを受け流すという考えに基づいています。 (続きを読む…)
東日本大震災では山梨県も震度5強を観測しました。大きな被害はありませんでしたが、屋根瓦がずれたり、壁が落ちる損害が出たようです。震災後、伝匠舎はいくつかの社寺から地震対策の相談を受けました。お勧めしているのが「制震」という考えに基づく補強です。揺れに耐える「耐震」とは違い、揺れを受け流すという考えに基づいています。 (続きを読む…)
山口県岩国市にある「錦帯橋」、徳島県三好市にある「かずら橋」とともに日本三奇橋の一つに数えられる山梨県大月市にある「猿橋」の修理工事が完了しました。深さ30mの谷底からは橋脚が立たないため橋脚を使わず、刎木(はねぎ)で支持する肘木桁(ひじきけた)式の橋は周りから眺めるにはたいへん美しくまさに絶景、昔の職人は良く造ったものだと感心させられます。
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車を東堂の玄関に横付けするために大きく開閉ができる門扉の依頼を受け、長い時間をかけて伝匠舎が考案しこのほど完成しました。材種は腐朽しにくいヒバ材を使用し高耐侯含浸型保護塗料を塗布、柱石は御影、スライドするレールと扉骨組みは鉄製です。
秩父市下影森にある万松山円融寺様は臨済宗(禅宗)の古刹です。同寺の奥の院にある岩井堂は見上げるような断崖に建つ舞台造りの観音堂で、秩父札所巡りの名所にもなっています。この度ご縁あって御本堂の改修工事を一期工事に続いて仰せつかりこのほど完成しました。
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