2010年12月14日
箱根:早雲寺鐘楼堂の屋根工事が完成
箱根湯本にある名刹、金湯山早雲寺の鐘楼堂の屋根工事が平成22年12月に完了しました。屋根は茅葺屋根で、長年の風雨で傷みが進んでおりましたところ、住職さまのご要望で何とかあと10年、屋根を維持し使用したいとのことから、差し茅による工事を行うこととなりました。工期は11月〜12月、約2カ月弱の工程でした。
箱根湯本にある名刹、金湯山早雲寺の鐘楼堂の屋根工事が平成22年12月に完了しました。屋根は茅葺屋根で、長年の風雨で傷みが進んでおりましたところ、住職さまのご要望で何とかあと10年、屋根を維持し使用したいとのことから、差し茅による工事を行うこととなりました。工期は11月〜12月、約2カ月弱の工程でした。
甲州市にある臨済宗の大本山・向嶽寺の仏殿・開山堂の修復工事の落慶式、並びに落慶法要が平成22年10月30日挙行されました。これに伴い方丈玄関へと通じる通用御門も修復され、方丈前の築地塀が改築されました。
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平成22年11月22日、南アルプス市にある山梨県指定の文化財・高尾穂見神社本殿の保存修理工事が完成し、落慶式が行われました。このご本殿は寛文5年(1665)の建立で、桃山時代の様式が残る江戸初期の建物としてたいへん貴重なものであります。着工は8月、約3カ月の工程でした。 (続きを読む…)
塩山向嶽寺の仏殿・開山堂の修復工事の落慶式並びに落慶法要が平成22年10月30日挙行されました。この仏殿は約200年前に弊社一族の甲州下山大工・石川源三郎によって建てられました。大正15年(約85年前)には火災によって上層部の茅葺屋根と小屋組みが焼けましたが、この修復工事にあたったのが弊社二代前の石川孝重社長で、このとき若干29歳の若さであったと伝わっております。
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文化財審議会は2010年10月15日、静岡市の久能山東照宮の本殿・石の間・拝殿を国宝に指定するよう文部科学省に答申しました。久能山東照宮は徳川家康の霊廟として各地にたてられた東照宮のうち最古の造営で1617年の建立。本殿と拝殿を石の間でつなぐ「権現造り」と呼ばれる建築様式が普及する契機となり、当時の高い建築・工芸技術を今日に伝えています。
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南アルプスの鳳凰山を拝する山岳信仰の場として造営された苗敷山穂見神社(奥宮)は、稲作の神としてかつては広く信仰を集めていました。現存する社殿は元文元年(1736年)に再建されたもので、本殿・渡殿・拝殿が一体となった権現造りで、数少ない山岳信仰の神社としてたいへん貴重なため、韮崎市指定の文化財に指定されています。
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勝沼町にある「宮光園」の名は、明治のワイン醸造家「宮崎光太郎」に由来します。現在邸内に残る建造物群(甲州市指定文化財)や宮崎家に伝わった葡萄酒醸造風景の写真などの多くの資料は、日本における明治期のワイン生産を知る上でたいへん貴重な産業遺産です。このうち今回はその主屋が保存修理され、10月2日(土)仮に公開されました。
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甲府五山の一つ、長禅寺本堂の屋根の葺き替え工事が完了しました。昭和の第二次世界大戦時に銅板屋根として計画されていたものを銅板の入手が困難となり瓦葺きに改められたという経歴を持つ建物だけに、耐震性などが改めて考慮され銅板に葺き替えられることとなりました。本堂の設計は当時の伊藤平左衛門建築事務所です。
祀られているのは木花之開耶姫命(このはなさくやひめのみこ)です。本殿は正面が三間の流れ造りで桃山時代の作風を残す江戸初期の建物で、たいへん貴重なため市指定の有形文化財に指定されています。近年腐朽が進み修復の必要が生じていたため、平成21年8月〜22年3月の約7カ月の工期で保存修理工事が行われ、4月3日に晴れて竣工式の運びとなりました。 (続きを読む…)