トピックス

2011年4月9日

門西家住宅の茅葺屋根

竣工外観 南東面 煙出しのような入母屋は大きくない

竣工外観 南東面 煙出しのような入母屋は大きくない

身延町下部にある国の重文・門西家住宅の茅葺屋根が葺き替えられました。門西家は江戸時代、湯之奥金山や山林管理など湯之奥村の代々名主を努めた家柄です。建物は江戸時代中期初期に建てられたもので、富士川流域の入母屋造りの代表的なものです。
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2011年3月20日

波高島区の八幡神社が落慶

造成された地盤にコンクリートのベタ基礎を施工、総ヒノキの社殿を建設

造成された地盤にコンクリートのベタ基礎を施工、総ヒノキの社殿を建設

平成23年3月20日、身延町波高島(はだかじま)地区の八幡神社の社殿が完成し落慶式が行われました。工事は道路の拡張工事に伴う改築工事で、新しくなった社殿は正面入母屋造り、背面切り妻造り、瓦葺き、梁間1.5間×桁行き3間、建て坪4.5坪です。着工は平成22年10月、約5カ月の工程でした。

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2011年1月10日

大善寺の唐門の話

昭和の中頃まで大善寺に建っていたという唐門の写真

昭和の中頃まで大善寺に建っていたという唐門の写真

一冊の本にあったある門の写真、甲州市の教育委員会にお勤めの室伏徹さんに聞いてみると、その解体された部材が実は大善寺に残っているといいます。本では江戸初期の唐門と書いてありましたが、大善寺からお借りして作業場で仮組みしてみると、安土桃山時代にまでさかのぼるのでは?とも思えます。 (続きを読む…)

2010年12月31日

「藤村記念館」明治8年の外観が再現

竣工 南東面外観

竣工 南東面外観

国の重要文化財「藤村記念館」を武田神社境内からJR甲府駅北口に移築する工事が完成、11月に一般公開されました。この建物は、明治8年(1875年)、現甲斐市睦沢村に学校として建てられました。建設時の県令(知事)、藤村紫朗が奨励した様式であるため「藤村式建築」と呼ばれています。建設当初の大工棟梁は下山大工の松木輝殷(てるしげ)です。 (続きを読む…)

2010年12月30日

大嶽山那賀都神社の拝殿が竣工

完成した拝殿の前で仮竣工の神事が行われました

完成した拝殿の前で仮竣工の神事が行われました

大嶽山那賀都神社(だいたけさんながとじんじゃ)は山梨県山梨市三富上釜口にある山中谷深き大社です。平成21年4月19日神事が行われ、境内全域にある社殿の修復工事が着工しました。現在も平成23年度の完成に向けて工事が進められています。このうち平成22年12月29日、拝殿が仮竣工し供用が開始されました。

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2010年12月14日

箱根:早雲寺鐘楼堂の屋根工事が完成

修理工事が完了した鐘楼堂

修理工事が完了した鐘楼堂

箱根湯本にある名刹、金湯山早雲寺の鐘楼堂の屋根工事が平成22年12月に完了しました。屋根は茅葺屋根で、長年の風雨で傷みが進んでおりましたところ、住職さまのご要望で何とかあと10年、屋根を維持し使用したいとのことから、差し茅による工事を行うこととなりました。工期は11月〜12月、約2カ月弱の工程でした。

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2010年12月1日

向嶽寺の通用御門と築地塀が完成

修復された通用御門(薬医門)と両脇の塀

修復された通用御門(薬医門)と両脇の塀

甲州市にある臨済宗の大本山・向嶽寺の仏殿・開山堂の修復工事の落慶式、並びに落慶法要が平成22年10月30日挙行されました。これに伴い方丈玄関へと通じる通用御門も修復され、方丈前の築地塀が改築されました。
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2010年11月25日

高尾穂見神社の修理工事が完成

保存修理工事が完了した御本殿

保存修理工事が完了した御本殿

平成22年11月22日、南アルプス市にある山梨県指定の文化財・高尾穂見神社本殿の保存修理工事が完成し、落慶式が行われました。このご本殿は寛文5年(1665)の建立で、桃山時代の様式が残る江戸初期の建物としてたいへん貴重なものであります。着工は8月、約3カ月の工程でした。 (続きを読む…)

2010年11月14日

国分寺で落慶式

移転が完了した国分寺伽藍の全容

移転が完了した国分寺伽藍の全容

史跡甲斐国分寺跡の整備に伴い、平成13年より進めてきた境内地の諸建造物の移転工事が無事完了し、平成22年11月13日(土)落慶式並びに落慶の法要が行われました。また、本年は本尊薬師如来の33年に1度の御開帳の年にあたり御厨子の扉が開かれました。

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2010年11月2日

向嶽寺の仏殿・開山堂の落慶式

来賓と多くの壇信徒が集まり落慶式が始まった

来賓と多くの壇信徒が集まり落慶式が始まった

塩山向嶽寺の仏殿・開山堂の修復工事の落慶式並びに落慶法要が平成22年10月30日挙行されました。この仏殿は約200年前に弊社一族の甲州下山大工・石川源三郎によって建てられました。大正15年(約85年前)には火災によって上層部の茅葺屋根と小屋組みが焼けましたが、この修復工事にあたったのが弊社二代前の石川孝重社長で、このとき若干29歳の若さであったと伝わっております。
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